契約をお願いします

2月1日の初打ち合わせから見学会やら間取りの打ち合わせを毎週行った。

母も打ち合わせに同席してもらったが、やはり意見がまとまらない。

なかなか自分の意見が通らないので、とうとう母は勝手に営業所まで乗り込み、施主である私を通さずに直接ヘーベルハウスと話をし始めてしまった。


この日も展示場で間取りの打ち合わせをした。


そんな状況だったにもかかわらず、営業のモッチーからは「今月中に契約をしてほしい」と言われてしまった。

契約しないとわれわれのために時間を使うことは難しいという話だ。

私も会社員なので、会社としてそういう考えは非常に理解できる。

ハウスメーカーとしては、ヘーベルハウスでできればこんなにうれしいことはない。

営業のモッチーも設計のH田さんもいい感じである。

しかし、母との関係が混沌としたままではこの先どうなるのか予想がつかないまま契約はできなかった。


そこでヘーベルハウスからの提案は「この先間取りが決まらなかった場合は、契約金を全額返金する」という条件付きの契約だった。


それでもすぐには契約に踏み切れず、明日の朝返事をするということでこの日の打ち合わせを終えた。

(記2006年3月31日)